今年の夏休みは外国の児童文学に触れてみませんか。まずは小学校高学年~中学生向けの作品のご紹介です。
『紅のトキの空』(ジル=ルイス)
”いつか飛び立とう、あの鳥のように。その夢がある限り、私たちは前へ進める。スカーレットは12歳。
母さんと弟と、三人で静かに暮らすことが願いだ。
なのに母さんは入院しなくちゃいけないし、弟は児童ケアホームに入らなくちゃいけない。
どうして家族が離れ離れになるの?”(公式HP https://www.hyoronsha.co.jp/search/9784566013988/ より)
イギリスが舞台のお話です。
スカーレットのお母さんは体調や気分に波があります。
弟は鳥が大好きです。でも大きな音など苦手なものがあります。スカーレットと肌の色も違います。
お母さんも弟も、どうしても社会のサポートが必要です。
どうしたら家族三人一緒に暮らせるでしょうか。
一緒に暮らすことが当たり前の家族とそうでない家族、違いはどこにあるのでしょう…
すこし違うだけで頼れるものが少なくなってしまう、その原因はどこにあるのでしょう…
怪しげな老女・・・マダム・ポぺスクにヒントをもらい、スカーレットは自分の家族と暮らすために奮闘します。
私たちの周りにはたくさんの違いがあります。
それでも、みなそれぞれの羽ばたき方がきっと見つかるはずです。
イギリスと日本では社会のどこが似ていてどこが違うのか、
そういう視点で読んでみるのも味わい深いかもしれません。