今回は12月からの過去問の取り組みについてまとめます。
秋のうちに十数回の過去問演習を行った前提でのお話です。
(前編はこちらから)
・過去問の点数が上がらない(届かない)
数回分の過去問演習を経ても得点率が上がらなかった場合、
①問題との相性が良くない
②実力が届いていない
が主な原因となり、志望校の再考も視野に入れます。
過去問は繰り返すことで必ずしも合格に必要な力が付くというものではない、
ということに注意が必要です。
①の場合は近い偏差値帯の出題傾向の違う学校の過去問に取り組み、相性の良さそうな学校を探します。
②の場合は少し下げた偏差値帯の中から取り組みやすそうな学校を探します。合わせて苦手分野の基礎の見直しを。
どちらの場合も、熱望する第一志望校については引き続き過去問演習を続けて目標とする方が良さそうです。
第一志望の変更はお子さんの受験へのモチベーションに影響する可能性がありますので慎重に。
まずは併願校の組み直しから。そのための過去問演習プランを考えましょう。
・過去問1周終わった後
同じ学校の過去問演習の2周目、3周目...に入るかどうか、
これはお子さんの性格や、これまでの得点状況、時間配分への慣れ、などによって変わってきます。
得点は徐々に上がっている、でも時間が足りない...
それなら2周目に入って問題の取捨選択などペース配分に慣れるという意味で効果的です。
ただ、本番が近づいてきて受験予定校の過去問がうまくいかなかったり、
以前取り組んだ時よりも点数が下がってしまったりすると
お子さんによっては落ち込みが大きくなってしまうこともあるかもしれません。
ですので、お子さんの性格によっては1月以降は受験校の過去問に取り組まず(冬休み中に終えて)、
受験校と出題傾向が似ていて受験予定のない学校(遠い学校など)の過去問に取り組むのも
おすすめです。どの学校の過去問が良いかは塾の先生に質問されると良いかと思います。
・過去問の点数に一喜一憂しないように(これが難しい...)
1月以降はもう模試もほとんどありません。
過去問の得点が数字で表れる唯一の指標のように思えるかもしれません。
だからと言ってその出来不出来で一喜一憂しないようにしたいものです。
過去問はあくまで過去問ですし、演習は本番とは違います。
本番で傾向がガラっと変わる場合もありますし、受験者層や倍率も蓋を開けて見なければわからないもので。
ですから、この時期の過去問演習は点数そのものよりも、
十分に慣れたかどうか、本番に向け緊張しすぎていないかどうか、
など、お子さんの心の様子を見る手掛かりにしていただけたらと思います。
と言っても、やっぱり一喜一憂はしてしまうものですよね。
これを書いている講師も、かつての中学受験生であり、中学受験生の親でもありましたので
一喜一憂しないなんて無理!という気持ち...わかります。
もし気持ちの浮き沈みの波が来てしまったら良くても悪くてもさっと受け入れ、
なるべく長引かせないようにしていきましょう。
ガクンと落ち込んで、パッと喜んで、はい次! です笑
主に過去問演習で思うように得点できない場合を書きましたが、
順調に得点できている場合は、受験予定のない難関校の問題にチャレンジしたり、
一度取り組んだ過去問に他の解き方はないかな?と試してみるのも楽しいです。
秋は学校行事も多いですから体調に気を付けながら、
お子さんのペースで過去問をこなして行かれたら良いですね。
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